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商標登録コラム

動き商標・ホログラム商標・色彩商標・音商標・位置商標。新しいタイプの商標とは?

平成26年の特許法改正では、災害などやむを得ない理由があった場合に手続き期間の延長を認める特許法の改正や、複数の国に意匠を一括出願できる規定を整備した意匠法の改正とあわせ、商標法にも、大きな追加がありました。

それが、これまで商標として認められず、保護することができなかった、音や動き・色彩など五感で感じるタイプの目印の商標登録を認める保護制度です。

時代の変化により多様化したニーズに合わせ「新しいタイプの商標」として登録できるようになった、5つの商標についてお伝えします。

動き商標

動き商標では、文字や図像が、時間の経過によって移動、変化する動きを、商標として保護できるようになりました。
動き商標の申請では、動きのわかる複数枚の連続した図像が、商標見本として提出します。
また、平面だけではなく、立体的な形状の変化や、後述のホログラム商標と組み合わさった動きも保護の対象です。

動き商標で登録された代表的な実例としては、 米国で登録されたFox Film社の映画の本編がはじまるまえにサーチライトの一連の動きがあげられます。
日本では、CMでおなじみのエステー化学の会社名とひよこの動きなどが登録されました。

ホログラム商標

ホログラム商標では、おまけシールなどでお馴染みのホログラフィーなど、文字や図形が見る角度によって変わる商標が保護されます。
ホログラム商標で登録された実例として、米国でクレジットカードに付けられたホログラムや、EUでタバコのパッケージが商標登録された例があげられます。

色彩商標

色彩商標は、輪郭のない色の組み合わせ、または単色が、商品やサービスの商標として保護されます。
文字やロゴマークだけではなく、ブランドのイメージカラーとして消費者から広く認知されている「色彩」を模倣した巧妙な商標権侵害への対応に活用が期待される商標権です。

これまでに登録された色彩商標としては、豪州で登録されたコンビニエンスストアチェーンの看板の色の組み合わせや、EUで登録された消しゴムのパッケージカラーなどがあげられます。

音商標

音商標は、その名の通り「音」で商品やサービスを区別する標章を保護する商標です。
CMや店頭で耳にする、メーカー名や商品名を表すメロディラインや、ビデオケームのサウンドロゴ、パソコンの起動音など「音」が、商標として保護されるようになりました。
他の商標との申請上の大きな違いとして、音商標では商標の見本として、CD-R(DVD-R)による音源の提出も必要になります。

音商標として登録された実例として、日本では大幸製薬の正露丸のCMで使われているラッパの音楽や、伊藤園の「おーいお茶」の掛け声が商標として登録されています。

位置商標

新しい商標の中でも、名前だけではわかりにくいのが、この「位置商標」。
洋服のボタンとタグの「位置」、商品のパッケージに付ける目印の「位置」など、標章が常に特定の場所につけられていることが、消費者がメーカー、ブランドを見分ける目印として機能している場合に、これを保護する商標です。

位置商標として登録された実例として、米国でPCのキーボードのボタンを付ける中央付近の位置や、EUで靴の裏側にあるピンクのラインの位置が商標登録されています。

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