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商標登録コラム

登録したいネーミングが使われていないか調べるには?|商標の事前調査

新しく商品やサービスを公表するときには、人々に広く知ってもらうために自社ならではのオリジナリティあふれたネーミングを考えたいものです。

考案したネーミングは、他社に使われてないように商標登録出願をしておくべきですが、出願する際には、同じもしくは類似した商標の登録がないかを調べることが非常に重要となります。すでに類似商標が使われていないかどうかは、どのように調べたらよいのでしょうか。

特許情報プラットフォーム『J-Plat-Pat』で調べられる

使用したいネーミングが商標登録されているかどうかは、ウェブで簡単に調べることができます。独立行政法人 工業所有権情報・研修館が運営している特許情報プラットフォーム『J-Plat-Pat』というサイトがあり、ここではすでに登録されている商標や特許などはもちろん、出願中のものまで検索することが可能です。

また、それぞれの商標区分で知財高裁や特許庁で類似商標などに関する争いがあったときには、その審決や判決の内容についても閲覧することもできます。『J-Plat-Pat』は商品を開発・販売したりする企業や個人にとって、非常に便利なウェブサイトです。

使用したいネーミングが登録されていないかどうかを調べてみよう

たとえば、鉛筆に「ABCエンピツ」という名前をつけたいとします。このネーミングが商標として使用されているかどうかを『J-Plat-Pat』で調べてみましょう。

まず、「商標」のタブから「商品・役務名検索」を選び、「商品・役務名」に「鉛筆」と入力し、「検索」をクリックします。「ヒット件数」が48件と出てくるので、「48件」をクリックして一覧を見ると、鉛筆の類似群コードは「25B01」であるとわかります。

次に、称呼検索で「称呼」に片仮名で「エービーシーエンピツ」、「類似群コード」に「25B01」と入れて検索してみましょう。すると、2016年10月時点ではヒット件数が0件となるので、鉛筆の類似商品の中には類似したネーミングはないと言えます。

今回たまたま類似商標はヒットしませんでしたが、自分ではユニークなネーミングだと思っていても、すでに同じような商標が登録されていることは珍しいことではありません。その場合はネーミングをまた一から考える必要があります。
登録する商標区分を変える方法もありますが、使用予定や実績がなければ、仮に商標登録できてものちに取り消されてしまう可能性もあるため注意が必要です。知恵を絞って、オリジナリティのあるネーミングをつけられるように努力しましょう。

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